超広帯域無線通信(UWB)とは?
目次
初めに
近年AppleのAir tagなどで注目されつつあるUWBという技術。
「U1チップ」という言葉で聞き覚えがある人も多いかもしれません。
最近のiPhoneやAppleWatchにも続々搭載されています。
そこで今回は、UWBとは何なのかをわかりやすく解説したいと思います。
超広帯域無線通信(UWB)とは?
どんな技術?
まずUWBとは「Ultra Wide Band(ウルトラワイドバンド)」の略で、日本語で言うと超広帯域無線通信になります。
非常に広い周波数帯を使用し通信するため次のような利点が挙げられます。
- 少ない電力で通信できる
- 近距離での通信速度が非常に速い
- 位置の検出精度が高い
等です。
近距離では通信速度が速いですが、距離が離れると通信速度が落ちてしまいます。
歴史的背景
実は2004年にはUWBを使用した製品の規格ができていました。
それが「Wireless USB」という規格です。
Wireless USBは、USBをワイヤレスで使用できるようにした通信規格です。
一見便利そうですが、Windowsでもサポートされておらず接続手順が難しいことから現在では見かけなくなっています。
だってBluetoothでいいもn((殴
”Apple”のUWB
AppleはU1チップの能力について「それはまるで、リビングルームほどの空間で機能するGPSのよう」と表現しているそうです。
搭載されているU1チップは探すやAir dropに活用されています。
探す
「探す」ではApple製品がどこにあるのかを見ることができます。
スマホを無くした時などこれに救われた人は少なくないはずです。
Air tagなどの対応している製品の時は、探すで見たときに下のような緑色のボタンが現れます。
これが正確な場所を探すの機能です。
UWBの位置の検出精度が高いという特徴を利用して数センチ単位での検出を可能にしています。
Air drop
Air dropはiPhoneやiPadを使っている人の多くが使ったことがあると思います。
自分のiPhoneと送り先のiPhoneがUWBに対応しているとき、自分のiPhoneを送り先のiPhoneに向けるだけで、iPhoneを向けた相手がAirDropのリストの一番上に表示されるという仕様があります。
UWBを活用し、目的の相手をより探しやすくなっています。
まとめ
今回は、超広帯域無線通信(UWB)について解説しました。
最新の技術というわけではないですが、この先も活用方法が広がっていきそうです。
UWBについて内容を理解していただけたでしょうか?
ぜひ意見を下のフォームにお願いします。
最後までお付き合いありがとうございました。
ではまた次回お会いしましょう。
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